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プライバシー
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目次
- 薪割りに最も良い樹種
- 薪ストーブでの上手な点火の秘訣
- 小屋の設計のヒント
- 超弩級のマサカリ new!
- 今年の薪割り中間報告 new!
私、この北の国に住むようになってはや20年になろうとしておりますが、唯一の趣味が「薪割り」
ただひたすらに薪を割り続けております。
もう小さな家なら一軒分くらいの体積の薪を割っているはず。
薪割りのことなら、少なくともプロの方を除けば、自信があります。
税務や会計のことはさておいて、薪割りに関する質問ならどのようなことでも一般の方には回答できると思います。
閑話休題
ちなにみ、左の写真は一体なんでしょう?分かるでしょうか?

写真の説明は、この頁の末尾にあります。
1 今回は手始めに、薪割りに最も良い樹種は? という点で独断で述べましょう。
一般的には、広葉樹が適して針葉樹は適さないと言われますが、これはまずは正しい。 針葉樹からは、不完全燃焼した場合に、ヤニを含んだ煙が多く発生し、煙突の内側に大量のススが着きます。 そのために、頻繁な煙突掃除が必要になることが多いようです。
また、煙突内の「スス」そのものに火がついて燃焼することもあり、この場合には火事などになることもあり、非常に危険です。 実際にこのような異常燃焼により危うく火事になりそうだった体験者の話も聞いたことがあります。
もちろん、広葉樹の薪でも燻っているときには、ススや煙が多く発生するので、なるべく完全燃焼させるようにストーブの空気口は調節しなければなりません。
さて、単刀直入に、申し上げましょう。
ナラ、カシワ、サクラ、シラカバ等々北海道で自生する広葉樹ならばほとんどが薪燃料として評価できますが、私が最も気に入っているのは、ナラなどではなく「タモ」です。タモの詳しい性質などについては、ここでは省略しますが、家具材としても良質の樹種です。
素人薪割り人にとって最も重要なことは「薪を割る楽しみ」に尽きると言えましょう。
薪割りは文化であり、地方都市などに住むものに許された特権であり、極論するなら人生修行そのものなのであります。
とにかく、タモを割ると、その割れっぷりが最高なのです。
ナラやカシワの割れ方が、松井選手のホームランのように「ドッポーン」とした割れ方に対して、イチロー選手のクリーンヒットのように「カキーン」と澄んだ音で吹っ飛ぶように見事に割れるその様は日曜薪割り人の、アドレナリンを一気に放出させてくれます。

左は、私のマサカリコレクションのほんの一部です。二種類あって、チョウナとサッテというそうですが(違うかもしれない近いうちに確認します)もうこのようなマサカリを使うこともなくなりました。長いもので、刃の部分が30cmほどのものまであります。
右は、我が家の裏の薪置き場の一つです。ここには太いままのものだけを置いています。 樹種はナラ、イタヤ、カシワなどです。 写真のような、細めの薪を思いっきり割るときには、多少の節など関係なし、日ごろのうさなど、たった一振りで消えうせるほど。 このあまりの感動と楽しさを、下手な文章でしか伝えられないのがしごく残念です。
しかし、このタモも、国産材としての供給は、ほぼなくなりつつあります。
旭川市で行われる広葉樹の「銘木市」は大規模なもので一度に3千立方メートルもの原木が売買され、全国から多くのバイヤーが集まりますが、なんと出品されるタモの95%近くがロシア産などの外国産となることも多く、道産のタモはもはや風前の灯です。
もちろん私の大好きなタモは、間伐材や風倒木などの端材ですので国産100%、ただし今後もた易く入手できるかどうかは分かりません。
2 薪ストーブでの上手な点火の秘訣
実際に薪ストーブを使用されていても、着火にてこずるために、着火材などをいつも使用するがなかなかうまくいかないと言う人も多いはず。
私の長年にわたる薪ストーブ人生で最も自慢できるうちの一つ、薪への上手な点火法についてお教えしよう。
なにしろ、このほぼ二十年間でほぼ10月末から4月中旬まで朝晩2回、ざっと年間350回、累計7000回以上は薪に火をつけてきたのである。 点火に手間取っていたのでは、人生の無駄な時間をすごしてしまうことにもなりかねないのである。
もちろん、高価な着火補助材なども使わないし、細い焚き付け材なども一切使わない。用意するものは100円ライターと昨日の新聞紙だけである。
これだけで私は、着火後1分以内に正常燃焼させることができるのである。
これこそ現代の名工といえよう。
その前に、燃焼理論についておさらいしてもらおう。 モノがスムーズに燃えるには次の三つの条件と一つのことわざ理論にもとづく必要がある。
@ 燃えるものがあること。 すなわち薪があること
A 燃焼に必要な空気の適当な流れがあること。
B 燃焼温度まで温度が上昇すること そして、
「火はともだちが好き、理論!」
なんだ当たり前だろうと、馬鹿にしてはいけない。 シロウト薪ストーブ愛好家は@については分かっても、ABについてまでの認識は薄いだろう。
まずは一般的な事例から:
良くある情景では、まず新聞紙をくしゃくしゃと丸め、細い焚きつけなどをもたれかけさせて着火させる、そして徐々に太いまきへと火を移して行き最後に太い薪にと燃え移らせる 云々。 きっと、あなたもそう思っていたでしょう。 これがマチガイなのである。
このような方法では、ほとんどの場合、新聞紙が燃え始めると同時に焚き付けの重みで、崩れ始め、くすぶったまま消火し、部分的に燃え残った新聞紙と半焦げの焚き付けが残るのである。 そしてやむなく、もう一度新聞紙を丸めて再度焚き付けを載せて最初からやり直し、となるのである。
ああ、想像して書いているだけで部屋中煙だらけになりそうだ。
それでは始めよう。
専用の焚き付けなどは一切使わない。 そのため余りに太い薪ばかりでは着火しずらいのも事実であるから、できれば細めのところを選んでおこう。
まずは、薪投入口から奥に向かって、2本の薪を平行に置く。電車の先頭車両に乗っているときの前方に見える線路のように置くのである。
ついで、その上に次々に井桁に薪を積み重ねてゆくのである。 いわば、キャンプファイヤーの時のような積み方と思えば理解しやすいだろう。
注意しなければならないのは、一度に燃やすすべての薪を積み重ねるのである、当初はごく「数本の薪からスタート」ではいけない。
そして、ここが最も重要だが二段目以降の薪と薪との積む間隔は、指1本ぶんしか空けてはならない。 すき間がらがらの井桁ではマズイのである。
それは、なぜか? 「火はともだちが好き」理論によると、1.5cmのすき間を火が通り抜けるとまわりに火が良く回って行く法則があるのである。
隙間が広いと燃焼温度の維持が難しくなりうまく燃えてくれないのである。すき間が3cmでも広すぎるのである。 お分かりかな?
さあきっちりと、ストーブほぼ一杯に薪が整然と積みあがった。
次は新聞紙である。
新聞紙を5〜6枚まとめて巾2〜3cmの短冊形に引き裂いたものを用意して、先端に着火してから縦に保持したまますばやく、先ほどの薪の一番下の隙間に差し込もう。 扇子が開くような形で火が燃えているのなら正解。 (平らにつっこむと、新聞紙の表面の一枚目から徐々に下に火が移ってゆくことになり不可である)
それはなぜか? 徐々に新聞紙が燃えて行ったのでは上記ポイントのB、継続燃焼温度まで必要な熱量が一気に上昇しないからである。
扇子が開き加減になるような形で、新聞紙が燃えると一気に火が薪の隙間を舐めるように上昇して行くのが分かるだろう。
薪が相当太いときには、着火しづらい事もあるだろう。そんなときは、必ず新聞紙の火が燃え尽きないうちに「ただちに」続けて、再度上記短冊形新聞紙を突っ込もう。 新聞紙の火が消えてからまた投入しても遅いのである。 ここのところは重要なので忘れないようにしていただきたい。
新聞紙を丸めて着火するときに較べて火の回りがまったく違うことが分かるだろう。
確認しておきたいのだが、この段階では、薪の投入口は全開であろう。
条件がよければこれで90%は着火完了のはずだが、一気に定常燃焼に移行するにはまだしばらく状況を見ていなければならないのだが、ついで薪の投入口を90〜95%ほど閉める必要がある。
それはなぜか? これも忘れてはいけないのだが、燃焼に必要な「空気の適当な流れ」を作るためである。薪投入口が全開では、確かに、「空気の量」は多いのだが、流速はごく遅い。 ポイントは、燃焼部分に果たして必要なだけの酸素が、適切な流速で供給されているかと言うことなのである。
試して見たまえ、ドアを徐々に閉めていくと、炎がより大きく一気に燃え上がっていくポイントがあるはず。
そう、このとき、空気は、最も酸素を必要とする新聞紙の先端付近に集中してしかも適切な流速で供給され、薪の表面温度はさらに一気に上昇するのである。
ここまで、慣れたらわずか1分かからないだろう。 もう薪ストーブは定常燃焼に入っているのである。あとは好みの燃焼状況に空気孔を調節するだけである。
この方法を体得したならあなたはファイヤーフィンガーを持つ男として、皆から尊敬されるだろうこと請け合いである。
うまくいったらぜひ感想を聞かせていただきたい。
3 薪小屋の設計のヒント
単純に薪が雨に濡れないように屋根をつければいいだろう位の認識では、あとで後悔すること請け合い。
薪小屋の設計のポイントで最も忘れがちな点についてまずは注意を喚起しておこう。
最も忘れがちなのは、薪を燃やすときは、たいていは一番手前につんである薪から順次奥の方に積んである薪へと順番に取り出してストーブに放り込むという事実である。
これだけで、私の言いたいことが分かった方は薪についてはなかなかの知識の持ち主であろう。 まったく見当がつかない人は、よくこのヒントを読んで失敗のないようにしてもらいたい。
@ 必ず、薪小屋はいくつかに壁で仕切ること。最低でも2つに、サイズにもよるができれば3つ以上に仕切ることが望ましい。
それはなぜか?
私の友人も、壁で仕切るべきとの私の貴重なアドバイスを聞きいれずに、一つのサッカーゴールのような形状で壁と屋根を備えた薪小屋を製作した。 その結果はどうなったのであろうか?
薪小屋を新築後に初めて積み上げた記念すべき薪、つまり小屋の一番奥の床に並んでいるはずの薪、これは開かずのトビラならず可哀相に「燃えずの薪」になってしまうのだ。 想像していただきたい。
あなたは好調に冬に備えて次々に薪を割り、「薪小屋の奥から順番に」積み上げてゆくだろう、そしてやがては、薪小屋の手前まで一杯になった。 もうこれで今年の冬は安心だ。
さて、冬になり、薪を燃やし始めたとする。 あなたは当然、一番手前に積み上げたまきから燃やすことになろう。 やがてそのうちに春になった。 まだ薪はたっぷり残っている。 翌年、あなたはまた冬に備えて薪割りにいそしむ事になり、新しく割った薪を、また順番に奥のほうから積み上げてゆくことになる。
そして、また冬が来た。 さてと、今年燃やす薪は、果たしていつあなたが割ったものだろうか?
そう、お気づきだろう。 壁で仕切らない薪小屋では、在庫のすべての薪を燃やしつくさない限り、奥の方に積み上げられている薪は、決して燃やされることがないのである。
薪は、乾燥の面からも、会計用語で言う、ある程度は「先入先出法」で取り出せるようにしなければならないのである。 そのため、仕切りのない薪小屋であると、ほぼ永久に「後入先出法」になってしまうのである。
A 薪小屋の屋根は、透明なプラスチックの波板にすると、薪がよく乾き、しかも、小屋の周辺の日当たりが悪くならない。
よほど広い薪小屋のスペースがあるのならまだしも、限られたスペースを利用する場合には、薪小屋といえども日照条件に大きな影響がある。
私は、薪小屋の屋根が透明なものと、トタン板のものと二つを利用しているが、薪の乾き具合と言い、庭の日当たりといい、前者のほうがはるかに好ましい。
今は紫外線にも強く劣化しずらい透明なものが市販されていると聞くのでそれを利用するといいだろう。
4 超弩級のまさかり
まずは、写真をご覧いただきたい。 下左側の写真の小さいほうはふだん私が最もよく使っている小型のものでありと比較していただきたい。 重さは一九八〇と記載されていることからざっと4kgはある。 女子供ではまず持ち上げることすら困難であろう。 私のコレクションの中でも最大の重量のマサカリである。 もちろんこのマサカリの威力は抜群でこれまで割ることのできなかった、(というか)砕き割ることのできなかった薪もあっという間に粉々に粉砕してしまうのである。 実際に使用するときには、下腹に力をこめてからでないと、足元がふらつき簡単には振り上げられない重量である。 ここで注目していただきたいのは、上の写真のマサカリの「頭」の部分である。 大きくつぶれているのがおわかりだろうか? このマサカリのかつての所有者は大木に食い込んだこのマサカリのうえからさらに鎚をもって何度となく打ち込んだのであろう。 何万回、いや何十万回だったに違いない。 それはそれは想像を絶する過酷な労働であったに違いない。 メタボ症候群の私がなぞがヘラヘラと薪を割っているのと根本的に違うのである。 私は、このつぶれを見て先人の苦労を想い。 このマサカリを家宝とすることに決めた。
5 今年の薪割りの中間報告
体力のあるうちに備蓄をと、無謀にもこの春に10m3(体積、大型ダンプ1台ほど)もの大量の薪用の原木(ナラ、カシワ類で長さ2.4mほど、太さ20cm弱ほどざっと150本)を購入し、さらには知人からも3m3ほどをいただき、暇を見てはただひたすら割り続けてきた。 もはや庭先に薪を積み重ねるスペースもほとんどなくなったが、まだ数m3は割らずに残っている。 先見の明があることが私の職業専門家としての誇りだったはずだが、無残にもそうでないことが露呈してしまった。 それでもびっしりと積み上げられた薪を見るとそれなりの達成感がある。

写真正面は、良材の薪であり正月などにはこれらを使う、向かって右側は雑材や、端材、曲がりなど本格的な冬の前にちょつとばかし使用するものである。(樹種はナラ、 カシワのほかに、シラカバ、タモ、カラマツ、エンジュ、ニレ、など雑多)長期乾燥のためのスペースが少ないので、こちらはなるべく細かく割って、少しでも早く乾燥するようにしているのである。 写真左側は割りたての薪、割ってからすぐに薪小屋に入れると生乾きのためにカビが生えることが多い。 そのため、ある程度粗乾燥させてから保管するようにしているのである。 ここは南面のため晴天が続くと急速に乾燥が進む。 写真の部分だけではまったく足りず、空きスペースにこの写真の2倍ほどを積み上げているが屋根がないためにほぼ雨ざらしの状態が続いている。 またこのほかにも、私がドンコと呼ぶ、太い節のある部分など、簡単には割れない材は別途2-3年じっくりと乾燥させた後に、厳寒の夜などに放り込むのである。
「写真の説明」
写真左 「スナヤツメの産卵シーン」。 私も生まれてはじめてみたシーン。場所は私の秘密の森の中を流れる小川である。 一瞬へびかどじょうと思ったが良く見ると、やつめうなぎ、驚きましたねえ。 何匹もがぐるぐると絡まりあっています。 エゾサンショウウオの産卵と雰囲気が似ている。
川底がその部分だけ砂地状になっているのが産卵場所として良かったのかもしれない。
先日は、このプライベートリバーに、魚影が見えた。 友人たちと過去何年にも渡って、イワナやオショロコマを少しづつ放流してきた甲斐があったといえる。
まさに感動の出会いだった。 これまで河川改修や農薬散布などでこのあたりでは渓流魚は絶滅しているのではないかと考えて、少しづつ放流してきたが、その後、魚を見かけることは一度もなかったので、この川では魚の生息は困難なのだろうと勝手に考えて、放流意欲が落ちてきた矢先のことだった。
大きいものでは20cmほどのものも、なんとか自然繁殖してくれていたらと祈っている。
この川は小生が生きている間は決して環境破壊をさせないと決意しているので、サンクチュアリになってくれると嬉しい。
来春には、ぜひ稚魚の群れを見たいものだ。
写真右 たぶんカルガモか何かの卵。木の根元に産んであった。 親が飛んで行くのが見えたが、首が青かったような気がするので違うカモかもしれない。
ちなみに、この巣の近くになんと小さなテントの中で一冬を過ごしたらしき住居跡が、真冬の最低気温はマイナス20度以下になるような河原です。
原始人とおなじ生活をしたらしく、周辺の木は切り倒され燃料となり、いたるところに大量のウンチやゴミが散乱、とても日本国内とは思えない惨状でした。
いったい何ヤツと思ったが気味悪く近くには寄り付かずにその場を離れました。
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