四国大の板東講師にその1を見て貰った。講評も頼んだけど金沢治著の阿波言葉の辞典を送ってきた。(ナナーント定価1,800円也)あんまりあてにせんで自分の記憶を取り戻そうか?板東武さんメールアドレスでけたら教えてな。
イガム(動詞)歪むの意。とくしまのHPの中に阿波弁講座を開設してるのがあった。その中にエガムと言う記述があったが、私は、イガムという発音で通した。イとエが入り交じる表現は、大学時代に関東出身の講師にそんな人がいたが、徳島県人でそんな発音聞いてないので、表記が違うのかなあ。不成形で、曲がって商品にならない駄目な農作物などをイガンダと言ってた。 用例(ほのしぇん、いがんどれへんで?ほうでいがんどらんの。老眼で乱視入るといがんで見えるんよ。)
イガル(動詞)大きな声を立てる動作を言う。家は、果樹栽培農家だったので収穫期に、実を食べに来るカラスに空き缶を棒で叩いて立てる音で追い払ったが、手近に無いときは、「チャーイ・チャアーイ」とイガッテカラスを追い払った。
イグイ(形容詞)里芋がよく熟してないときに食べると、口の中に拡がる違和感のある食味。少し前に函館出身の中原理恵がコントの中で連発して全国区になった「エグーイ」も同じ言葉のようだ。それにしても彼女は、砂糖入りの納豆(帯広周辺ではポピュラー)を広めたり面白いキャラクターだ。そういえば、赤飯にごま塩をかけるが、どのくらいの範囲かは知らないが、家の近辺では、赤飯に、ゴマ砂糖を振りかけて食べる。どこか同じ風習の所無いかなあ。そう言えば妻の家の出身の讃岐地方は、お雑煮に餡入りの丸餅を入れて食べる。
ボロッタ(名詞+接尾語)古い汚れたものを見下したり、卑下したときの呼び名。ボロクソという場合もあるが、少しニュアンスは、微妙にぶれているようだ。用例(うちの乗用、もうボロッタでえ。おまはんくみたような新車のわきに、置いたらボローが目立っていかんわ。)
ナンバ(名詞)大阪の難波駅の由来は知らないが、南蛮渡来の植物とうもろこし(トウキビ・南蛮キビとも)を通称でこう呼んだ。終戦後の配給でナンバ粉があたったが、輸送中の船倉での管理が、悪かったのか変質して異臭がした。それでも捨てずに食べた。それで、今もってコーン菓子の匂いにはナンバ粉で培った抵抗がある。札幌名物の焼きトウキビやゆでトウキビは、大好きなのに。
渡来食用作物では、南瓜は、カンボジアかららしい。それに、いもと言えば、大正メークインの帯広では、じゃがいも(ジャガタラいも・馬鈴薯)をいうが、鳴門金時産地の鳴門では、リュウキイモのことになる。琉球のことらしい。サツマイモが一般的だが、語源の琉球・薩摩ではカライモというらしい。対荒作物としてのいもを普及させた青木昆陽の碑が大鳴門島にあった。作物とともに人の交流もあったのか、沖縄出身という知念さんという医院があり、美人の娘がいるという噂もきいた。
バーイ(助詞)”ばかり”をこのように言う。ちょっとばかりをチョットバーイのように言う。用例(今のように酒バーイ飲んみょったらアルコール依存症になってしまうでよ。)地方によっては最後のイを脱落して発音するそうだ。
マゼ(名詞)”南よりの強い風”を指す。低気圧の接近により吹く台風まがいの風。岡崎の海岸での”ワンワン凧”などを揚げるのに適していた。用例(きんにょうのマゼは、ごつかったない。)まぜを使った凧の番付表を、幼い頃いつも見てたような気がする。直径と、製作した土地の名が、番付で表されてたような。横綱には”菊一”と”ワンワン”があったような。シンプルなデザインの”ワンワン”が好きだった。