世界の英雄チンギスハン、この人の名を取った焼き肉料理が成吉思汗鍋と書くジンギスカン鍋だ これは、羊肉(マトン成羊・ラム幼羊)などを独特のたれ(それぞれで秘伝の味、普通はニンニク・果汁・生姜・ワイン・醤油・グラニュー糖などか?)に漬け込んで焼き、あるいは焼いた(モンゴルの帽子orホイールキャップ型の鍋で)後でたれ(これも秘伝?)をつけて食べる。私自身北海道に来た'59年初夏、芽室町の家畜祭りで生まれて初めて口にした。それまではすき焼きしか食べてなかった私の味覚をとらえた。
それからは、ことあるごとに食べた。しかし、食後の強烈な口(ニンニク?)臭からウィークエンド中心にジンギスカン屋かよいをした。少しくらいの風邪なら食べた翌朝にはけろっとしていた。
’70年大阪万博の開催中、義妹米子が結婚した。相手は帯広清川白樺ジンギスカンの店主佐久間俊男である。
その頃の店を切り盛りしていたのは初代の富美さんである。店の紹介文に写真家の関口哲哉さんは、「私と白樺」という題で
”十勝の大平原をつっぱしって、日高の景観に近づくのがいい。そして、清川の片田舎にあることが尚
いい。秋山庄太郎さんにしても、東京の写真仲間にしても「あそこは世界一のジンギスカン」と手放しで誉めたたえる。もちろん、私にしても味がいいから友人を案内する訳だが、まったいらな中に、白樺林を見て、たどり着く素朴な店、一風なにかありそうな女将のあの笑顔がそろって一層その味がひきたつ。”
と書いている。
店主の俊男さんは、母親直伝の味を引き継ぎ、焼き鍋にも工夫を加えて、飯も、地元産のイナキビを混ぜたイナキビ飯にし、店舗も’97年リニューアルした。生肉を手作業で切り前日に準備をする。
この関係で数量に限りがあり、お客さんがいくら並んで待っていようと、”売り切れクローズ”となる「わがまま商法」ながら、客の切れ間が無いというありがたい状態にある。
もっとも不平を言おうにも”その筋”と見まがう店主の容貌に二の足を踏むかも知れない。そんな店主も、三代目女将の由恵や四代目(?)候補の悠那にはメロメロのていだ。
独特の味は、道外ジンギスカンの雄信州新町(閉鎖中)のものとは相当違いはありそうだが、新町のは、試食してないので何とも云えない。最近ではジンギスカンブームとかで向井ゆきさんが夫の高田さんと試食に来て都内に支店形式で白樺ジンギスカンの店を出したいと言う申し出があったそうだが鄭重にお断りしたそうだ。しかし、夫婦は、羊肉を同じ肉屋から仕入れて開店した様だ。
帯広・十勝の人なら、白樺ジンギスカンのものは、地元スーパーの”ダイイチ”ハーモニー店などで、特製たれ付きパックを販売している。期間限定で、コープ帯広ヴェルデ店でも販売している。贈答用に地方発送も、行っているので地元以外の人でも、受取時間指定・代金引換便で入手できる。ご注文は、ここ