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H9年秋・・・・・・ビート育苗用の土通し
秋のうちに肥料や土改材を混ぜて置くと、土と馴染んで良い床土に成る。
肥料と土改材を混ぜた土を土通機
に入れ土塊を取り除く。ホッパーに少しづつ土を入れる。
子供達もお手伝い。ベルトコンベヤーをつないでいくと
スコップは殆ど使わなくてすむ。
3月15日・・・・・・ビートポット土詰め準備・試運転
かけ土を作り、午後から土詰め作業の試運転を始めた。近所に手伝いに来ていた夫婦が来てくれたので4人で1ha分をやって止めた。
3月16日・・・・・・ビートポット土詰め・種まき作業
今日が本番で、近所の人たちと出面さん総勢14名で作業が始まり、午後2時頃には8haが終了した。
3月17日・・・・・・後かたづけ・洗浄
コンパネや機械を洗車機で洗って注油をし格納。
3月18日・・・・・・ポット水まき
← 「らくらく散水くん」で水をかける
播種後2〜3日してからが発芽が
揃うと言われている。
ハウス加温機で温度調整 →
3月21日・・・・・・ビートのトンネルにビニールをかける。
ビートの芽が出始めたので、トンネルにかけてあった暖マットを透明のビニールに取り替えた。
3月26日・・・・・・発芽揃い
ヒートの発芽も大分揃って来た。
発芽率約90パーセントと余り良くない。
今年の種子は発芽率が悪いとのこと。
3月28日・・・・・・「ビート立ち枯れ病」の防除をする。
タチガレン 1,000倍 ・バリダシン 400倍の混合液を、ポット1冊当たり1リットル散布
3月31日・・・・・・・ビートのトンネルを取り除く。
夜間気温を下げる為トンネルを取り除いた。
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4月3日・・・・・・ビートの根切り(1回目)
根切り用の電動ウインチ ワイヤーの通る所にL型の鉄板を当てる 40Mハウスで巻き取りに約40分かかる
4月4日・・・・・・ビートポットづらし(1回目)
ハウス内の外側と内側
では温度差が有り生育
むらになるので、早めに
ポットの位置をづらささな
ければならない。ポットをづらす時に両端
の紙を取って置くと移植
の時手間が省ける。
4月6日・・・・・・ビートに除草剤散布
・雑草がビートに隠れる前に除草剤で処理する(本葉が出てきたら)
・除草剤 ベタナール(通常の濃度)
・注意事項 高温が予想される時は避ける(午後からか夕方が安心)
薬液が残っても2度がけしない(薬害)
4月7日・・・・・・ビートにローラーをかけ始める。
高温の日が続き徒長ぎみに
成ってきたので、いつもより
早めにローラーをかけ始めた
・ローラー部分はVU管の
150mm
・日中の暖かい時にかけ
ないとビートが折れたり
して傷むので注意。
4月12日・・・・・・ビートポットづらし(2回目)
最後のビートポットづらしなので、この時にポットを三分割にしておく。
そうすると苗採りの時にきれいに割れ、作業がしやすくなる。
4月17日・・・・・・畑に心土破砕(サブソイラー)を入れ始める。
・畑の心土を破砕し透水性と通気性をよくする。
・横にかけないと畝切りの時、トラクターのハンドルがとられて
真っ直ぐな畝にならないので注意。
霜を予測する
1,昼間、曇りで日射量が十分でなく気温が低く経過し、しかも夕方近くから晴れる予報が出て、
放射冷却が強くなるような翌日は霜が降ります。
2,晴天の日でも北風が吹き異常に寒いと感じたら翌日は霜が降ります。
3,みぞれ混じりの小雨が降って来たら翌日は霜が降ります。
どんな日が移植作業によいか
1,地温が上がる暖かい日に。
2,2〜3日後に低気圧が来て雨が降るとの予報が出た日。
4月23日・・・・・・ビート根切り(2回目)・ビート畑整地・畦切り
ビートポットの下から根が出ている。
この根をワイヤーで切る。
機械移植時のトラブルが減る。
※定植前の苗床処理方法
散布面積 オルトラン モンセレン 液肥 水量 10a 75g 100g 170cc 10L 100a 750g 1,000g 1,700cc 100L
・基本的には単剤別に散布するのが原則ですが、混合散布しても良い。
・定植2〜3日前に散布し、1L/6冊で水洗いする。
・LALY社製のパワーハロー(3.5m)に
均平板を取り付けた。
・整地面がきれいで、畦切りがしやすい。
・1ha当たり約40分の作業効率。
4月24日・・・・・・ビート移植始まる。
・サークル鉄工式(CT−2S 2畦)
・センサーで空筒を選別してくれるので2人乗ればOK
最近では、この機種が主流になっている。
・1日に約3haの移植が出来る。
4月28日・・・・・・ビート移植終わる。
4月30日・・・・・・ビートの補植始まる。
最近よく使われているビート用補植機
ポット苗を筒に入れ筒の下を開くと苗が植わさる。
腰を曲げなくてすむので大変楽に作業が出来るようになった。
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5月6日・・・・・・風害と霜の為再度補植を始める。
5月10日・・・・・・ビートに畦間サブソイラーを入れる。
時期としては移植直後が基本ではあるが、今年は干ばつで風害の起きやすい状態だったのでずれ込んでしまった。
・東洋農機製の畦間サブソイラーに
ゴロクラッシャーを取り付けた。
・土塊がゴロクラッシャーで砕かれ
後作業がしやすくなる。
5月14日・・・・・・ビートの補植を終わらせた。
移植が終わってからポット20冊分を補植してやっと無くなった。こんなに補植したのは久しぶりである。
☆てん栽技術情報☆ 北糖(株)北十勝地区原料センター
除草剤散布について
@ ビート、雑草の様子など適期を見極めて散布する事が最も重要です。
A 高温時の除草剤散布は薬害の危険性が高いため、避ける。(特に、レナパック、デュアールなどの土壌処理剤は要注意。)
B ベタナール、ナブ乳剤は雑草に露などがついて濡れていると効果が低い。
C イネ科雑草の発生圃場は下記の他にナブ乳剤を150〜200ml/10a混用。
<<移植>>
1回目(5月下旬〜6月上旬の雑草揃期)、2回目(根際散布機を使用して1回目散布の約15〜20日後)
共に、下記の薬量、水量で散布して下さい。
★ ベタナール(300ml)+レナパック(150g)+水量80g(レナテン100ml)/10a
★ ベタナール(600ml)+水量80g/10a
★ ツユ草の多い圃場は、ベタナール(500ml)+デュアール(250ml)+水量80g/10aの効果が高い。
・ 移植栽培においては、規定の濃度で散布しても効果が低い場合は1週間後にもう一度規定濃度で散布するという方法も
あります。規定以上の濃度で散布して薬害をおこさないように注意しましょう。
<<直播>>
1回目(播種後25〜30日後、本葉が3mm程度の時期)
★ ベタナール(500ml)+水量80g/10a
★ 草の多い畑(特にタデ類)では、ベタナール(300ml)+レナパック(150g)+水量80g/10aの混用も可能。
但し、レナテン(展着剤)は混用しない。
2回目(1回目の20〜25日後に根際散布機で散布するのが望ましい。)
★ ベタナール(300ml)+レナパック(150g)+水量80g/10a 但し、レナテン(展着剤)は混用しない。
5月27日・・・・・・ビートに除草剤散布。
多少風が吹いているので、「チェックノズル」で散布してみた。
効果は後のおたのしみ?
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6月2〜3日・・・・・・ビートの株間除草。
タインが3段階で株間をこする 2畦で移植したので2畦で掛ける 株間の土が動き雑草が無くなっている
6月9日・・・・・・ビートにスクリューカルチを入れる。
スクリューカルチの深耕爪を
カルチの三角爪に変えてみた。今年は春から乾燥気味なので
きれいに砕土された。根際に土がより、
畦間にミゾが出来た
6月12日・・・・・・ビート追肥。
日農式カルチベーターに田端農機の施肥機を
取り付けた「施肥カルチ」。
生育促進を図る。
6月24日・・・・・・最終カルチをいれる。
日農機製(重粘土用カルチ)
20年使うが狂いは全くない今年はもう畦がふさがりそうである 根に気を付けて出来るだけ深めの
溝をつける。(湿害対策)
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7月1日・・・・・・根腐病の防除。
根腐病の防除は根際散布機で根際に薬剤を散布するのが効果的だが、
土壌に薬剤がかかるようでしたら、全面散布をしても結構効果がありそう。
散布後に降雨があれば尚効果的。
7月17日・・・・・・褐班病の防除。
・第1回目褐班病防除。
・生育は例年より進んでいるようです。
・褐班病は出てないが、ヨトウムシと
カメノコハムシの食害が見られる。
7月20日・・・・・・ビートの抜き取り。
・とう立ちしたビートを抜き取る。
・糖分がのらないし、放っておくと1m以上になり防除時に邪魔になる。
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8月1日・・・・・・2回目の褐班病防除。
8月15日・・・・・3回目褐班病・ヨトウムシの防除。
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9月3日・・・・・4回目褐班病・ヨトウムシの防除。
9月27日・・・・・5回目褐班病・ヨトウムシの防除。
最終防除。
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10月19日・・・・・・ビートの端掘りをする。
ハーベスターで掘れないところを先に掘っておく
10月21日・・・・・・ビート掘り始まる。
ビートタッパーで葉を切っておく アクツ式ビートハーベスター 「410ターボくるぴた君」
10月24日・・・・・ビート出荷。
ビートの出荷はビート会社がチャーターした
ショベルとトラックが運んでくれる。
10月27日・・・・・ビートハウスにローラーがけをする。
今年のうちに平らにしてローラーで
踏み固めておく。
冬期間は、ゲートボールの練習場に
なる
10月29日・・・・・・ビートの土通し準備。
10月30日・・・・・・ビートポットの土通し。
肥料や土改材等を土に混ぜておく。 土通し機を通しコンベアーを使って
積み上げていく。
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11月2日・・・・・秋耕起をする。
来年のビート畑を今年のうちに耕起しておく。
11月5日・・・・・2回目の日割りが来たのでビートを掘り始める。
11月6日・・・・・・ビート掘り。
雨で畑の状態が悪いので、堆肥盤まで運んで積み上げる事にした。
11月10日・・・・・・貯蔵用ビートの掘り取り。