(H16.02.01〜03)
SIGMA APO500mmF4.5 使用レポート


撮影前の機材準備編

今回の主な目的は、太陽だ。

馴染みのカメラ屋さんに、赴いてみると「シグマの旧ゴーヨンゴ」のあるとのこと(その時点で現物はなし)

同時にテレコンバータも追加入手し
これで、EOS-1n使用時で最大1050mm焦点距離を確保するに至ったのであった。


EOS-1n SIGMA APO500mmF4.5 +1.4TELE RVP100


待望の瞬間

朝焼けや夕焼けは写真撮影での最大のイベントであり、色合いも実に多彩となりフォトジェニックとなる要素を
多く含む至福の時を過ごすことができる。

撮影時は、やや風がありファインダー越しにも被写体は細かく揺れているのが確認できる。
このため一脚も用意し、GITZO G340 にレンズを固定し、カメラ側を一脚としたが
上下左右の移動にものすごく時間がかかり、フレーミングの変更は実質的に不可能となってしまうのだ。

まして、横位置から縦位置に変更することも出来なくなってしまう。
何か良い方法を考えなくてはならないであろう…


EOS-1n SIGMA APO500mmF4.5 RVP100


シグマ APO500mmF4.5 の操作感

1世代前の固体であるため、AF性能は高くないが三脚固定で使用するには十分な性能を有している。
また内蔵フードのみの使用であれば、重量も3.2kgであるが手持ち撮影も可能となる。
この場合は、マニュアルフォーカスの方が良い結果が得られる。
手持ちでAFを使用する場合は、焦点リングが回転するため、スライド式の焦点リングカバーを装着することにより
回転を妨げることなく使用することができる

また、このスライド式の焦点リングカバーは悪天候の場合にも有効で、簡易な防水機構としても機能する(と思う…)

外装もゴムラバー仕上げとなっており、寒い場所でも使いやすく、傷も付きにくい。

400mm以上の望遠レンズに共通しているのだか、三脚台座とレンズとの指標がないのは何か理由があるのか。
確かにレンズが曲っていても関係ないが、縦位置から横位置に復帰する場合に
指標があった方が楽なような気がするのだか…


SIGMA APO500mmF4.5 1.4+1.5TELE


シグマ APO500mmF4.5 の描写力

今回使用したレンズは、1世代前のレンズである。フードはスライド式の内臓フードに、もう一段の
フードをねじ込むことにより本来の形状となるのだか、これがかなり威圧的で、存在感がかなり増すことになる。

描写についてだか、EFレンズ郡と取り替えながらの撮影もあったが
色バランスも極端に変わることもなく、使用感はよい印象をもった。

説明が遅れたが、本カットは野付半島から見た知床岳。
直線距離にして約60km先の被写体である。


EOS-1n EF50mmF1.4 RVP100 EOS-1n SIGMA APO500mmF4.5 RVP100


超望遠の楽しみ

ネットでこの SIGMA APO500mmF4.5 について検索してみたのであるが、殆ど使用しているサイトが見当たらない
というか、500mmの単焦点レンズの使用レポートがあまりないような気がするのだ…

最近まで、16mmフィッシュアイであるとか17-35mm広角系に凝り、
「写真は広角っすよ!」と思って撮影に勤しんできたのであるが、
500mm+テレコンによる超望遠撮の世界を垣間見たことにより、写真の幅が若干ではあるが、広がったような気がするのだ。
今は、「超望遠は楽しいっすよ!」だ。


EOS-1n EF50mmF1.4 RVP100


50mm単焦点で撮る風景

今回のレンズ構成は
TANURON AT17-35mmF2.8-4、Canon EF50mmF1.4、Canon EF70-200mmF2.8L 、
そしてSIGMA AF APO500mmF4.5
とし、標準ズームは構成から外し、単焦点50mmとしている。

当クラブメンバー(風景写真)でも、50mm単焦点レンズで撮影してる方は、今もって目撃したことがない。

標準ズームには焦点域として入っているが、単玉ならでは機動力を生かした撮影
捨てがたいと思うのだか…


EOS-1n EF70-200mmF2.8L Mamiya645TL PRO ULD300mmF5.6


あらっ、645も使わなくちゃ…

終始 APO500mmF4.5 の存在感と圧縮能力に魅了されまくりの撮影であったために
Mamiya645 での撮影は最終日の夕暮れまで行っていなかったのだ。

存在感こそ希薄ではあるが、描写性能はバッチリの ULD300mm を装着し波打ち際のみると黄金色に輝いていた。


Mamiya645TL PRO C80mmF2.8


夕日は晴れていても撮れないこともある…

太陽の軌道を計算すると、どうやら右の山に沈むのが確実なようであったため
でっかい太陽を劇的に描写することは出来ないと判明したが、上空の雲は非常に良い容である。

強風の中待つが、地平線に厚い雲が広がっていき、やがて辺りは暗闇につつまれていった。

これが風景撮影の面白味というものであろう。
また、次回撮りに来ようと思えるのだから…


EOS-1n TAMURON 17-35mmF2.8-4(F-Mount)


撮影を終えて

長玉を装着したカメラを被写体に向けるだけで、
気分はもうプロカメラマンという感じ
なのが、素晴らしく良いのだな
ワシの場合は、形から入る部類であるため、こういった事は非常に大切な事だったりする訳である

他に撮影地での楽しみもなくてはならないであろう
今回の宿では、カニも食べたし、ホタテの炊き込み御飯や、浜の味も堪能することができました。

風呂に入って、早くに寝て早朝写真を撮りにいく…
目的もなく観光するも良いが、写真を撮る目的があると楽しみが何倍にもなる気がする。