下肢静脈瘤ストリッピング手術を受けられる方へ
ストリッピング手術は、古くより最も広く行われている静脈瘤の確実な治療法です。当院では、この手術を日帰りで行うことを勧めています。当院での一般的治療経過についてご説明いたします。
【手術当日、術前】朝食はいつもの量の半分にしてください。それ以降は絶飲食となります。指定の時間までに来院してください。
【手術当日、術後】術直後に足に弾力包帯を巻きます。外来にて1時間安静臥床後、帰宅となります。
- 弾力包帯を巻いている期間(3日間)は、膝は出来るだけ曲げないような歩行もしくは座り方をして下さい。(弾力包帯が、膝の裏にくい込むため)
- 食事、洗濯、掃除などの家事は差し支えありませんが、仕事(強制労働)はひかえてください。
- 弾力包帯のため、足背がむくんだり、皮膚にくい込んで痛くなることがあります。気になることがありましたら、遠慮なく当院救急外来へご連絡下さい(Tel:0155-62-2811)
- 抗生物質、痛み止め、胃薬が3日間処方されますので、毎食後に服用してください。
【術後3日目】術後、初めての外来受診日となります。弾力包帯をはずし、代わりに弾性ストッキングを装着していただきます。
- 足のむくみや、ストリッピング後の内出血が多少見られます。むくみは弾性ストッキングに替えて2〜3日で、内出血は2〜3週間で自然に治ります。
- 仕事(極端な重労働は除く)を始めていただいて結構です。但し、正座は傷の安静のため、術後1ヶ月間はひかえた方がよいでしょう。
- 弾性ストッキングは1ヶ月間の装着が必要です。就寝時は脱いでいただいて結構です。
【術後7日目】術後、2回目の外来受診日となります。抜糸を行い、創処置の終了です。
- 入浴は翌日より可能です。但し、傷は最初の1週間は擦らないようにしましょう。
- 静脈不全症状が改善するために、術前みられた下肢のだるさ、夕方のむくみ感、こむら返りなどはほとんど消失します。
- 温泉、激しいスポーツなどは炎症を助長しますので1ヶ月間控えましょう。
- 弾性ストッキングを装着し、重労働も問題ありません。
【術後1ヶ月】術後、3回目の外来受診日となります。弾性ストッキングは終了です。
- 但し長時間起立位でだるいなどの症状がある場合は、その都度弾性ストッキングを装着されることを勧めます。
- 手術の影響も次第になくなり、下肢は全体的に細くなってだるさもとれ、健康な状態になります。
- 瘤は通常消失していますが、まれに小さいものが残っていることがあります。この場合は、注射で治す硬化療法という方法を行うことがあります。(外来で、10分間ほどで終了します。)
【術後6〜12ヶ月】小さい皮膚切開のため、傷はほとんど分からないくらい綺麗になります。
4ヶ月の比較