2004/4月号

ネットワーク(No.26)
 

 ようやく帯広・十勝も春の訪れを感じる季節となり、皆様も益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。さてイラクでは人質となった日本人3人が無事解放されたものの、新たな行方不明者が出るなど治安悪化が深刻化しています。これも米英を中心とした占領政策・利権確保への批判の表れであり、国連を中心とした復興施策にシフト変更することこそが真のイラク復興への第一歩ではないかと思います。

 

第1回定例道議会終了! …予算組み替え動議は否決

 平成16年度第1回定例道議会は3月24日に閉会しました。今議会では平成16年度予算案について審議しましたが、この予算案は昨春の就任以来、橋知事が自らの手で行った初の本格予算編成でした。私もどれだけ予算に「橋カラー」が出せるのか注目していましたが、@地方交付税を大幅に削減した国の「地方税財政三位一体改革」を「改革の芽出し」として評価しつつも、一方で道財政の「道債依存」構造の改革は見送られ昨年を踏襲しただけであったことや、A策定作業中「道財政立て直しプラン」がはっきりしないうちに、高齢者・重度心身障害者など社会的弱者を切り捨てる道単独医療費助成・私学助成の削減、各種負担金や使用料の増額等、一方的に道民に負担増を求めており、知事の言うところの「新生北海道」、つまり「北海道の将来づくりに向けた意欲」が極めて希薄な内容でした。また知事が最重点課題としてきた「経済活性化」と「雇用対策」も実効性のある目新しい施策は見受けられず、特に雇用対策では「(予算は)約8%の大幅な伸ぴ」としていた予算案発表時の説明は誤りで、実際は「横ばい」であったことも予算審議で明らかになり、極めてお粗末と言わざるを得ません。このような予算案の問題点に対し論議を行うとともに道に再考を求めた上で、雇用対策・建設業ソフトランディング対策・道医療費給付事業・警察予算など7項目について、議会最終日本会議で会派としての「予算組み替え動議」を提出しましたが、結果としてこの動議は否決され、また平成16年度予算案についても、私たち会派は反対に廻ったものの、与党の賛成で原案通り可決されました。

 予算は成立しましたが、財政の立て直しが見えない中で、道財政の一方的都合により社会的弱者を切り捨てる「冷たい施策」姿勢を今後あらゆる場面で追求しなければいけません。

 

道警不正経理疑惑…道議会与党の真相究明姿勢に疑問

 道警不正経理問題は、3月2日の第一回定例道議会初日に道警本部長から陳謝があったものの、その後総務常任委員会において元釧路方面本部長の原田氏の数々の証言から、組織的・構造的なウラ金システムの存在が疑われました。道監査委員の取り組み姿勢も変わってきましたが、道議会としても必要な証言・資料提出のために我が会派は「100条委員会」の設置を求めました。しかし与党会派は道監査委員と公安委員会の特別調査を待つとして、委員会設置を拒否しました。このことは道議会としての責任を放棄しかねない行為であり極めて遺憾です。今後民主党北海道とも連携し疑惑解明の道民運動を展開したいと考えています。