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付録 体内の液晶、生体コロイドを破壊するもの (フラナガンの著述から)
人間にとって「悪い」ものについて考えて見たい。
「悪いもの」とは、とりも直さずゼータ電位を低下させ、デリケートな活きた体内水の構造を破壊し勝ちなもののことである。
アルミニウム
FDA(Food and Drug administration. 米国食品医薬局。)ではアルミを無害だとみなしているが、ゼータ電位の研究で、無害どころでないことが示されている。
急速に殺すのではなく、徐々に破壊するのである。
コロイド系の中では、百万分の4程度のアルミニウム・イオンがコロイドの安定性を完全に破壊してしまう。アルミはベーキング・パウダー、酸化防止剤、脱臭剤、あるいはソフト・ドリンクの缶などに用いられている。アルミ缶は、内部にコート処理が施されていて、滲み出しは起こらないとされているが、封缶工程でのコートの破損は避けられず、これが浸出を起こさせる。
加工食品
トーマス・リディックは、自然食品と調理された食品に含まれるミネラル塩のテストを行っているが、これにより自然食品ではナトリウム分が低く、カリウム分が高いのに対して、あらゆる加工食品ではこの関係が反対になっていることが発見されている。
現在のところ、加工食品に許容される塩の量には公的制限が設けられていない。
ナトリウム塩が加工食品に使用されている唯一の理由は、廉価であるからである。加工を加えない天然の食品では、カリウムの量が最低でも5対1でナトリウムを上回っていて、100対1に達していることすらある。これに対して、加工食品ではこの比率が反対になっている。ナトリウムがカリウムの一千倍ものレベルということもある。
過度のナトリウム・イオンはカリウム・イオンよりも、ゼータ電位に対して破壊的に働く。ただし、その理由については不明である。
腎臓の機能は、ゼータ電位を破壊し、血液循環系内の分散状態を壊す塩類を排除することで、血液中の電解質のバランスを維持することにある。腎臓は余分な[1:1]と[2:1]のカチオン電解質を選択的に排除することで、この処理を行っている。こうした金属類の余剰分がコロイドの安定性を崩壊させるからである。
腎臓はアニオン、つまり負電荷の電解質を保持しようとする。アニオン電解質が体液のゼータ電位を一定の高レベルを維持してくれるからである。腎臓は一日あたり5〜10gの金属塩を処理できるようにできている。ところが、一般のアメリカ人は、1日に20〜25gの塩を消費している。
よしんば、自分では食べ物に塩を使わなくても、食品加工工場でこっそり添加された塩がある。歳を取るにしたがって、腎臓の機能が衰え、こうした余剰の塩を処理する能力が低下してくる。
その結果、塩が血流に戻り、血液コロイドのゼータ電位を低くしてしまう。排泄システムが塩を処理しきれなくなると、一定期間以上にわたって、余剰の塩が身体各部に留まることになる。その最終的な結末が、肥満、高血圧、腎臓病、心臓病なのである。歳とともに大抵の人に体重増加が見られるのは、生まれてからこの方、蓄積され続けてきた毒素のせいである。
大概が加工食品を食べている以上、食事から摂り得るアニオン電解質は極めて僅少である。こうしてアニオンが欠乏すると、体内システムのバランスを取ろうとして、体の奥に格納された貯蔵品にまで手をつけることになる。ところが、これは始めから負け戦なのである。体内ストレスが、諸臓器に本来の能力の何倍もの重労働を課するという被害をもたらすからである。活性をもった電解質とコロイド・ミネラルの欠乏が、やがて全身に壊滅的な影響を与えることになる。その結果、一体何が悪いのかを知らぬまま、人間は小刻みに死に近づいていく。
水について
●井戸水
硫酸ナトリウムや硫酸カリウムといった、体によいアニオン性のミネラルを含む井戸水は極めて少ない。しかし、統計的には、この種の井戸水の飲用者は、カチオン性のミネラルを含む井戸水の飲用者よりもはるかに健康である。
井戸の所有者には対処すべき別の問題がある。工業廃棄薬品が土中にしみ込み、深いところにある水脈を汚染させているからである。きれいな井戸水で知られるアリゾナでも、大抵の井戸水には、発癌性の工業用溶剤である四塩化エチレン(TCE)(tetrachloroethylene)(洗浄剤、ゴムやタールの溶剤として使用される。)が入っていることが明らかになっている。
●瓶詰め水
瓶詰めのミネラル水の多くは、最初に天然ミネラルと汚染物質を逆浸透圧法か脱イオン法(あるいは両者の併用で)で除去し、こうしてできたミネラルのない水に、味を良くするとされるミネラル塩類を加えて、ミネラル水として加工されたものである。
この処理を行っているボトリング会社では、カチオン性、アニオン性ミネラルが血液のゼータ電位に及ぼす影響については意識していない。従って、この種の水の大半は体によくないものである。
ヨーロッパの鉱泉水は天然のミネラル・ウォーターで、さまざまな割合でカチオン性、アニオン性のミネラルを含有している。瓶詰めミネラル水のほとんどが、電解質のバランスを欠いており、歴然たるカチオン性を示している。
唯一、アニオン性だと思えるのが、フランスのヴォルヴィック水(Volvic Water)である。
●蒸留水
蒸留水は血液循環系のコロイドを損なうことがない。
●炭酸飲料
濃度の高い炭酸飲料を飲むと、血流中の二酸化炭素の量が増えるし、気体老廃物を処理する部位には重い負荷がかかる。二酸化炭素の負荷が増えると、酸素を処理する能力が減退する。
二酸化炭素が水と結びつくと炭酸を生じるが、これが自然界では重要な役割を演じている。炭酸は石灰、その他の鉱物を分解し、植物が利用できる形にしている。炭酸水は植物を元気に育てはするが、人間がこれを飲むことは良くない。
アルコール性飲料
コロイド系に、程よい量のアルコールが与えられると、わずかながらゼータ電位が上昇するが、アルコールの率がこの割合を超えると、コロイド粒子の大規模な凝集を引き起こす。アルコールのパーセンテージが、「良い」から「悪い」に移る時の割合が重要である。
人体は生物学的な目的で少量のアルコールを作り出している。
組織によって、ビールは極めて有害である。大量のカチオン電解質を含んでいるからである。ビール製造には、できるだけ硬い水(硬水)が用いられ、さらに醸造用水に大量のカチオン性ミネラルが添加されている。結果として、他のアルコール飲料よりも有害であるかもしれない。
衣服
タバコの煙を引き寄せているように見えていることに気づいた経験をお持ちではないだろうか?煙はプラスに帯電している。だから、負電荷の衣服に吸着されるのである。ポリエステルのレジャースーツを着用した人は、自分の体に余計に汚染物質を引き寄せているのである。
塩・その他のスパイス
グルタミン酸ソーダ(Monosodium glutamate; MSG)も犯人のひとりである。多くのレストラン、特に東洋料理の店では、これを一種の風味強化剤として使っている。グルタミン酸ソーダは、実際には一種の保存剤であって、冷蔵庫がなくても、何週間にもわたり、食器にバクテリアが付かない状態に保たせる働きがある。こういう場所には、グルタミン酸ソーダで調理した食品を一杯に入れたアルミ容器が置かれている。客が料理を注文すると、あれこれを合わせた上で加熱して出しているに過ぎない。
グルタミン酸ソーダが「中華料理店症候群」(※5)の原因である。これはグルタミン酸ソーダで起こる一種の偏頭痛である。東洋諸国では、
"AJINOMOTO"と呼ばれているが、これは日本の味の素株式会社が世界最大のグルタミン酸ソーダの製造会社であることによるものである。 |
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