この源泉はいい、温泉を活用しては
この温泉施設を作るきっかけを与えてくれたのは、よく利用していた営林署職員からの提案。いい温泉が出ている。温泉として活用したらどうだ。と持ちかけられたのがそもそものあらまし。
そして昭和39年に町民の保養所として建設され、翌年から営業を始めた。当時の建物は木造2階建ての最大75名を収容できる温泉宿だった。最盛期にはここ一体に、この源泉をひいて運営する旅館が東大雪荘を含め3件、ユースホテルが1件あって、民間を含めて4件の温泉郷だったと聞いているよ。
ただ、当時は冬期間の運営は出来ない状況。夏期のみの営業が強いられていたから、経営が厳しかったようで東大雪荘を残して廃業してしまったんだ。
営業を開始した昭和40年というのは十勝ダムの建設がスタートした年でもあって、多くの方に利用され労働で疲れた体を癒したようです。
湯が財産、効能はお墨付き
ここにおいでになるお客さんはリピーターも多くて、一度湯に浸かると多くのみなさんに満足いただいているんですよ。
特に夏に一度来たのだけど湯が良かったから、冬季は少し長期間で湯治に来た。というお客さんに多く、杖をつかなくては歩けなかったのに、杖をつかなくても良くなった、アトピーが良くなった。という声が聞こえ、とてもうれしく思っています。ここは「湯」が財産で、この自然の恵みに感謝ですよ。ここは山の中の温泉。周りの自然と人が融和し、静かにいい湯を堪能していただけます。
東大雪山系の山麓
紅葉のシーズン、新緑のシーズンだけではなくていつの時期にも、その時ならではの感動がここにはあります。しかし、私が最も好きなシーズンは紅葉の広がる9月から10月の秋。毎年8月の天候によって紅葉具合もかわるんだけど、ここの自然、山を覆う木々がこれだけ大きいから、9月から10月の期間であれば、どっかこっかで紅葉のピークを見られるんですよ。山側、登山口の岩松ダムの紅葉から始まって十勝ダム付近、曙橋と徐々に紅葉が移っていく。ある程度長い期間見ごろが続くというのは、ここならではといえるんじゃないかな。
野生動物も一緒に生活している観があります。鹿や狐やリスが、私の方を覗いていることにも慣れてしまっているほど、動物もそばにいます。
ここ十勝は気候的にも恵まれていて、晴天率も高くゆったりと広がる澄んだ青空の美しさ。寒暖の大きさも十勝の風土の魅力です。どの季節であってもそれぞれの個性的な魅力があります。ぜひ訪れて、実感していただきたい。
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