オーナーの思い

 元気なシニア 花咲く丘に願いを込めて
ガーデンパーク日新の丘 正直村
トータルマネージャー/渡部さん

施設メニュー: 

のんちゃんレポ
 こんにちはぁ、とのん気なノンが中を覗くと、4人ほどの人が何やら忙しそうに箱詰め作業の真っ最中。見れば今が旬の朝取りもぎたてのアスパラガス。あ〜ら美味しそう!ドレッシングはフレンチ?マヨネーズ?ベーコン炒めも捨てがたい・・・あ、失礼。私の食欲の話は置いといて、それにしても皆さん、すごく忙しそうだけど、なんだかとっても楽しそう。その訳、ちょっと聞かせていただけますか。

「お寺の和尚さんは、花咲かおじいさん?」
 
すべては、隣町の音更町、宝来(ほうらい)から始まったの。あるお寺の住職が檀家の家々を回っていると、定年退職した人達の「働きたいけど働く場所がない」とか「まだまだ働く元気があるのに」という話をたくさん聞いて、ならば働く場所を創ってしまおうとハウスを数棟建てました。そこでまず始めたのが“ミニトマトの水耕栽培”だったんです。働く人は皆60歳以上の人達ばかりという、道東農園の創業です。

 
やがて、アネモネやカスミソウといった花の栽培を手がけるようになり、規模も拡大していきました。次には、ジャガイモやニンジンなどの農産物を有機栽培で育てて地方発送なんかも始めたんです。
やっているうちに壁にもぶつかれば、いろいろなアイデアも湧いてきます。もっと多くの人に関わってもらうには何がいいのだろうといろいろ考えた時、十勝は大豆の生産が日本一だし、周りは皆農家だから大豆は手に入るからと、豆腐と納豆を造ることになりました。そこで、道東食販という会社を立ち上げて、有機栽培の野菜やそれを使った加工品を東京や仙台など全国各地に販売するようになり、その後販路を広げながら、自然食品として広い支持をいただくようになりました。

 事業が拡大するに連れて、最初の土地は手狭になってきました。そこで、豆腐は水が命ということもあって、水の良いところを探した結果、この幕別に決め、早速、地主の農家から土地を買い受けたのです。ちょうどその時、自然食品や環境問題に関心が高く、また知識も豊富に蓄えていた今のオーナーが、この素晴らしい自然や環境に配慮した事業に深く関わっていきたいということで出資することになったのです。
 21ヘクタールもの広大な土地でしたので、働く人に良い環境を提供し、生きがいをもって働いてもらおうと、花や木を植えたのがこの「ガーデンパーク日新の丘」の始まりだったんです。



「お客様と、そして地域の人と共に歩み続けます」
 向日葵をたくさん植えたりして本当に素敵な花畑が出来上がったものですから、地域の人にも見てもらおうと開放したんです。
最初の内は自由にお花を観賞したり、花畑の中でお弁当を食べたりと楽しんで頂いていたんですけど・・・残念ながらゴミをそのまま置いていったり花を折ったり踏み荒らす人が目立つようになりましてね。無料だということで価値のないものと勘違いされたのでしょうかね。お金を頂くようになってからは、そういったこともなくなりました。

 お客様から、花畑の中でほっと一息つけるような場所があったら良いとの要望を受けまして“ガーデンレストラン日新の丘”を設けました。美味しいオリジナルコーヒーなどの飲み物やシェフが腕を振るったメニューが揃っていますよ。材料は元々自然食品の会社ですから有機か減農薬の美味しくて安全なものばかりを使っており、お客様からもたいへん良い評価をいただいています。

 今年は新しいことがいろいろ始まっています。夕暮れ時からも花を観賞できるようにライトアップ設備がいよいよ完成し、夜10時まで楽しむことができるようになりました。
また、和食レストラン「四分分度(しぶぶんど)」が開店し、「ガーデンカフェレストラン日新の丘」もメニューを一新しました。お客様に喜んでいただけるよう社員一同頑張っています。
「四分分度」とは、春に生かし、夏に育ち、秋に実り、冬に貯える、といった意味で、お客様に春夏秋冬それぞれの味をお楽しみいただけると思います。他にも園内で販売しているソフトクリームは生乳を80%使用し、乳化剤を使わずに仕上げた滑らかな味わいが楽しめます。




「駆け足 足踏み 花ごよみ」
 こんにちは、ガーデンを案内しますね。
ここでの仕事は、1人が二役も三役もこなしている状態ですね。私は経理と花が担当ですが、それ以外にもやることは山のようにあるんです。でも、忙しいけど皆仕事場に出てきてほっとするんです。やっぱり花のある生活はいいものですね。
 私も出張なんかで、ここを3日も離れると浦島太郎になった気分です。あの花が咲いた、こっちも咲いたと日々刻々と様子が変わっていくのです。1日でもかなり違いますね。あそこのシャスターデージーもさっきより花が開いて一帯が白さを増していますし、ここのクラブアップルの並木はつい先週まで花をつけていたんですよ。この並木目当てに毎年来る方も多くいらっしゃいますが、今年は寒かったから少し咲くのが遅れましてね。いつもの時期に来ても咲いていなかったんですよ。でも、代わりに別の花が咲いていますから違った楽しみを見つけられたようです。

 夏にはハスカップの実がなります。100gで105円(税込)という気軽な摘み取り体験もやっています。果実が目的の方も、そうでない方もいらっしゃいますが、取った実をそのまま食べられるのは農薬をかけていないからできることです。何でもないことのようですが、安心して摘み立てを口にできるって素晴らしい体験のはずですよ。
 秋になると、草花に代わって美しい紅葉と柔らかな木漏れ日が迎えてくれるようになります。この丘も、周りの大地も、豊かな稔りの季節は嬉しいですね。
あそこのオリエンタルポピーも鮮やかに咲いているでしょう。夏の間はいつきても次から次へと新しい花が咲いて賑やかな季節ですよ。

 村の入り口にある「ふれあい農園」は、50平方メートル単位で畑をお貸しするんですが、会社勤めの方なんかは、朝早くに来て手入れをして立派な野菜などを育てていますよ。やはり、自分で作った野菜は格別で、周りの人にも喜ばれるから毎年頑張ってらっしゃる方も大勢いますね。



「貴方は絵描きさん? それともセラピスト? いやいやグルメな陶芸家の方かも」
 最近のお客さんは、分からない花があると携帯で写真を撮ってきて、後で「これは何という花ですか?」って尋ねられることがよくあります。賢い方法ですよね。私たちはそんな時、合わせて和名もお伝えするようにしています。例えば「ルピナス」は「ノボリフジ」といえばピンと来る方も多いでしょう。名前が面白い花はたくさんあります。分からない花があったら気軽に尋ねてくださいね。千種類以上の花がここでは咲き誇っていますが、冬の厳しさに消えてしまったり、この10年間手探りで土地に合ったものを植えてきました。今年は3,000本の芍薬を植えました。毎年自然の厳しさと優しさを感じています。ここは生きた花の博物館にしたいと思っているのです。

 そういえば今日は雨上がりですが、花の色や草花の緑色が濃いなと感じませんか。いつも写真を撮りに来るお客さんが教えてくれるのですけど、花の写真を撮るには晴れた日がもちろん良いのですが、花のアップを取るには雨上がりが一番なんですって。水をグングン吸って生き生きとしているのでしょうね。
 それから本州のお客さんがよく言うんです。同じ花でもここで見るものは色が濃くて鮮やかだって。寒暖差など気候の違いからなのでしょうが、とても感動されますね。

 「村のマーケット」に戻りましょうか。今ごろ自動ロクロと焼き窯が届いている頃です。以前から地下で陶芸をすることが出来たんですが、「村のマーケット」に引っ越しました。安心な野菜を選ぶもよし、陶芸を楽しんでいただくもよし、もちろんゴッホのように向日葵との会話を楽しんでいただくもよしです。貴方なら、何をお望みですか?


 
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