オーナーの思い

 旅好き、山好きな方の心に残る宿を目指して
めんこいお宿 はね駒(はねこんま)
永野 正夫さん(Masao Nagano) 珠恵さん(Tamae)

昭和19年生 昭和21年生
出身地:北海道

施設メニュー: 

のんちゃんレポ
 今日は、めんこいお宿「はね駒(こんま)」さんにやってきました。こんにちは、と玄関を入った瞬間、ふわぁ〜と木の良い香り。出迎えてくれたのは山登りが大好き、旅が大好きのオーナー正夫さんと珠恵さんご夫妻。聞けば長年の夢だった宿を平成17年9月に開業。真新しい木の香りに包まれ、いたるところに“旅先でこんな宿に泊まりたい!”という願いを形にして詰め込んだ素敵なお宿でした。

「解りますよ。旅好きの気持ち」
 
私たち夫婦は元々、旅や山登りが大好きでね、あちこち歩き周った旅先で知合った人が家を尋ねてくることがよくあったんですよ。
【珠恵さん】
そうなのよ、遠くのお友達に、遊びに来るならうちにいらっしゃいなと誘っても、なんだか気兼ねするみたいなの。宿をやるのなら、ちょくちょく遊びに行くよっていわれてね。将来宿をやろうかなと思った始まりね。定年を迎えたら本州のお客さんに北海道をたくさん見て周れるように安くて小奇麗な、旅する人や山に登る人に憩いの場を提供したいという夢がだんだん膨らんできたのよ。
【正夫さん】
 私自身も北海道を歩き周って素敵なものをたくさん見たり触れたりしてきたから、良いところが本当にたくさんあることを知っています。多くの人に北海道を旅してほしいと願っていますし、色んなところを見て回る拠点に使ってもらえたらと思っています。
 お客さんたちの情報交換の場所にもしたいと思っているよ。もちろんこれまで見聞きしたことについて紹介できることも多いと思うし、この近くにもあまり知られていない素晴らしい場所がたくさんあるんですよ。若いお客さんが来ると、娘や息子が遊びに来たみたいで嬉しいし、世代が近い方なら分かり合えることも多いしね。


「半農半宿の夢を拓いて」
 夫婦で土いじりもしたくて、サラリーマン時代に住んでいた場所では不向きだったから、少し広いこの場所に引っ越して夢を叶えたんです。
【珠恵さん】
 私は旅するとき、この土地の人はどんな料理を食べているんだろうとか、どんな生活をしているんだろうとかって興味を持つものだから。うちで出す料理は和食を中心に、この十勝で普通に食べられているもの、家庭で作られている料理をお出ししているのよ。
食材もできるだけうちの畑で採れたもの、それがだめならこの音更で採れたもの、その次は十勝、そして北海道、だんだん大きくなって日本で採れたものと日ごろから考えて調達するの。できるだけ近くで採れたものが良いと思うし、それに音更では直売所がたくさんあるから近くで美味しいものが手に入るのよ。
 それと、出来る限り無農薬、無添加のものを食材に使用しているの。皿数は沢山はなくても安心・安全を心がけているの。あとはやっぱりご飯ね、日本人は米を食べなくちゃ元気がでないわ。お米は北空知の有機特別米、お味噌に納内の健康味噌を使って、体にも美味しい食事を心がけているのよ。
私は、ずっと社員食堂で25年間賄いをしていたから、その経験も役に立ててお客さんに喜んでもらえたらうれしいわ。
【正夫さん】
この宿のメインはかみさんなんだけど(笑)やっぱり二人の夢が詰まっているんだよ。健康的な家に住んで、健康的な食材を口にする。そんな健康ライフをお客さんにも提供していきたいと思うんだよ。庭で野菜や花を育てたりしながら生活していきたいのと、私はグミ、ウメ、クリ、フドウ、モモ、リンゴ、スモモなど、色んな果物の木を育てているんだ。これから愛情込めて育てていくからさ、実をつける日が待ち遠しいよ。


「音更の原風景〜馬の里〜」
【珠恵さん】
 うちの名前は私が付けたの。「めんこいお宿」はずうっと心に決めていたけど、その後に何て続けようかと考えてフって頭に浮かんだのが「はね駒(こんま)」。インスピレーションね。まさにこの駒場にふさわしい名前だなって決めたんです。「はね駒」っていうのは、その年に生まれた当歳馬にしか使わない言葉で母馬の近くで元気に跳ね回る仔馬の可愛らしいイメージね。
 歩いて5分の十勝牧場は今でも4,221haの広大な敷地を擁し、その広さは1辺が6km以上にもなります。牧場へと続く白樺並木は1.3kmあり絶好の撮影スポット・散歩コースになっています。
家畜の改良振興に長らく大きな役割を果たしてきた場所でもあり、展望台に上れば牧場と大平原が広がる。独立行政法人となった今も原種の保存、改良と、普通の牧場とは違う何種類もの馬(ブルトン、ペルシュロン、アラブハーフリンガー、トロッター、北海道和種、木曽種、対州馬、トカラ馬、宮古馬)が見れ、羊や牛などのいろんな動物もいて、とても見ごたえある場所でね。冬でも来年の「はね駒」を宿した母馬が運動のため雪原を走っていて、十勝の早春を告げる風物詩になっているのよ。
 西隣は神社でリスもいるし、東側の近くの音更川では魚釣りもできるし、広い十勝の真中辺だから車で1時間足らずで然別湖にも帯広市街にも行けるの。良いところでしょ。


「旅の活力、旅の癒し〜素朴でホッとする旅の我家」
【珠恵さん】
私はこの宿は、女性の一人旅は勿論ご夫婦にも安心して利用してもらえて、ほっとできる宿を目指しているの。私も色んなところを旅したけど、やっぱり泊まるところが快適でなければ旅の疲れも癒せないでしょう。女性なら尚更よね。だからうちは安くても清潔さを大切にしたいの。



【正夫さん】
この宿を建てるときに工夫したのは雪が固まらないうちにサラサラ下に落ちるよう屋根の形を考えたことかな。以前の家は無落雪だったけど雪下ろは大変だし、下でもかみさんはハラハラしていたし、やっぱり屋根は三角の方が好みの形だし、それに三角屋根だから2階は屋根裏部屋のような雰囲気があるんだよ。
旅人の身になってきめ細かいサービスを提供したいから、めんこい宿は3部屋だけなんだ、南向のロフトのある部屋と屋根裏風の部屋の窓からは、駒場のゆとりのある町並みと日高山脈が望めます。一方、畳部屋の北向き窓から眺められるのは牧草地と防風林が広がる風景、一部屋ごとに創意工夫と夢を詰め込んでいるんですよ。

 居間には、我が家のようにくつろいでもらえるようペレットストーブを置いています。ペレットは木屑を固めて作っているから、薪ストーブに近いし、環境にも優しいの。冬に暖かい炎をみてまったりするのもいいものよ。
 全体的に窓を大きくして、建物の中にいても十勝の青くて広い空を感じてもらえるようにしたんですよ。一階の吹き抜けは特等席、イスに座って見上げてみて。どう額縁の中の青空。開放感があって気持ち良いでしょ。

 宿の楽しみとしてはお風呂も大切よね。だから私も入るならこんなお風呂が良いと思って、ちょっと自慢の大きさよ。お客さんも民宿でこんな広いお風呂に入れるなんてと喜んでくれています。思い切った甲斐があったわ。ここも窓が大きくてお風呂から月見もできちゃうのよ、モチロン外からは見えないから心配ご無用。二階には天窓から空を眺められるトイレも。一階にはオストメイトトイレも設置してあります。
 十勝でおなじみのカラマツで作った木の宿だから、これからどんな風合いに変わっていくのかも楽しみ。壁も全部天然木だからたまに啄木鳥のアカゲラが壁をコンコン突っついてくることもあるわ。自然がすぐ近くなんだって実感できるわよ。


「お客様と一日ずつ綴る物語」
 全てがこれから始まるんです。この宿の歴史をお客様と創っていくのが楽しみ。定年はやめることじゃなく、第2の人生の始まりだからね、、ラベンダーも種から育てていくの。ラベンダーの丘を造るのも夢。壁に這わせた蔦も今年植えたばかり。小さくてまだ日も浅いけれど、お客様の心に残るおもてなしをお約束します。


 
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