オーナーの思い

 衣・食・住で羊の恩恵感じ、心身をリフレッシュ!
美蔓(びまん)めん羊牧場
植木 昭司さん(Syouji Ueki)

76才
出身地:福岡県田川市
施設メニュー:

のんちゃんレポ
美蔓という場所、植木牧場長のお話を聞いて、確かに心癒されました。取材の間、奥様は奥の部屋で、毛糸をつむいでいました。途中、今まで訪れたお客様からのお礼の手紙や、お客様の作ったマフラーなどを見せてくださったときの、植木牧場長と奥様のうれしそうな顔は忘れられません。羊の毛刈りのシーズンは、4月下旬〜5月上旬と、10、11月ということなので、その時期になれば、1度は体験してみたいですね。

心の「オアシス」はここにある
 N農場を退職した後、昭和63年に美蔓に移り住んで、羊を飼い始めたんだよ。そして、「この豊かな自然をお客様に見てもらいたい。何か手を加えたものではなくて、そこにあるものをそのまま活用して人々と交流したい。」という思いから、体験牧場を開いたんだ。この場所は、人々の心をなごませたり癒したり、疲れた体を休ませたりすることが出来る、「オアシス」のようなところだと思っているし、そうでありたいんだ。
 それと、人々との交流の中で、僕が今までに経験して学んだこと、何かをするには、「まずは自分の足で立って歩く。そして、決してあきらめない。」ことの大切さを伝えたかったというのもあるんだ。
羊を飼う、売る、食す
 
日本は食料自給率が低いということもあって、何でもいいから生産者になろうと思ったんだよ。でも、平地での農作物の生産には限りがあるから、残った山地に可能性を見出そうとしたんだ。とは言っても、山地での農作物の生産は難しい。そこで、山の草を食べる羊を飼うことにしたんだ。それに羊は、肉が食料になるだけでなく、毛は衣類や布団などの材料にもなるし、無駄がないのも魅力だったね。現在は、羊40頭、仔羊40頭を飼ってるけど、目標は150頭の羊を飼うことだから、今はそれに向けて、自分のペースで進んでいるよ。
 しかし、オーストラリアやニュージーランドの輸入肉との競争は、飼って肉を売るだけの1次生産だけでは、生産量や価格面などで太刀打ちできないのが事実なんだよね。ただ、味には絶対の自信があったから、自分のところで消費することにしたんだ。
 羊を飼うこと、売ること、食すこと・・・「地産地消」が僕の基本理念ですね。
「恵まれている」っていろいろあるよね
 
地域の魅力といえば、やはりこの場所そのものでしょう。自然が豊かで空気も天候もよく、食べ物も自給出来て、しかも美味しい。人にとやかく言われないからストレスもたまらないし、心身ともに日々健康に暮らせるからね。それは、羊にとっても同じことじゃないかな。ホント恵まれているよ。
 苦労したことといえば、ここに移るときに、少しだけ周りの農家の反発があったことぐらいかな。でも今は楽しくやってるよ。「希望あるところに失望なし」ってね。
 もうひとつ僕の座右の銘に、「困難は恵みである」というのがあるんだ。困難は言い換えれば、「難が有る」ということ。しかし、文字を裏返して読めば、「有り難い」になるでしょ。誰でも、何とかしなければと思えば、知恵をしぼって考えて解決しようとするよね。結果的に、困難とは自分の力になるのだから、それは恵まれているんだよ。

体験して、食べて、泊まって
 
現在体験出来る「羊の毛刈り」「毛糸つむぎ」「フェルト作り」は、ぜひ子供達に体験してもらいたいね。この夏休みも、近くの小学生が夏休みの自由研究にすると言って、毛糸つむぎとフェルト作りを体験していったんだ。
 自慢の羊の肉は「美蔓亭」で味わってみて下さい。牧草だけで育てた仔羊だから、脂肪分が少なくてあっさりしていて、輸入肉にはまねの出来ない美味しさなんだよ。実際に食べてみれば、この違いがわかるはず・・・。
 「美蔓の森ダーチャ」というペンション風の宿泊施設もあるんだ。「ダーチャ」とはロシア語で「別荘」とのこと。自然の中でゆったりとした時間を過ごして、心も体もリフレッシュして欲しいね。特に、都会の人にはいいんじゃないかなぁ。
知ってるかな? ラム<○○<マトン
 生後1年未満の仔羊を「ラム」、生後2年以上の成羊を「マトン」というのは、多分知ってるでしょう。では、その間の若羊は何というか知ってるかな?あまり知られてないけど、「ホゲット」というんだよ。
 オーストラリアやニュージーランドでは、羊は月齢によって「ラム」「ホゲット」「マトン」の3種類に分類されているんだ。アメリカやフランスでは、ホゲットとしての分類はあいまいで、ほとんどマトンとみなしているんだ。
 実際、ホゲットはオーストラリア国内で流通してるけど、ラムとの混同を避けるのに、輸出用にはホゲットの呼び名は認められていないんだ。日本に流通している羊肉のほとんどが輸入物だから、ホゲットという呼び名が日本では浸透していなんじゃないのかな。

食べるなら・・・「美蔓亭」
 
めん羊牧場の羊を味わうことの出来るラーメン店。軟らかく臭みがない新鮮なラム肉を、特性スープとポン酢、野菜などで食べる「ラムしゃぶ」、羊の肉を載せた「サフォークラーメン」などのメニューがあります。
 八角形のおしゃれな建物を目指そう!

  住所/上川郡清水町字美蔓西24-89
  TEL/01566-2-5033
  営業時間/11:00〜20:30
  定休日/第2、第4月曜日
泊まるなら・・・「美蔓の森ダーチャ」
 防風林に囲まれ、ひっそりとたたずむペンション風の体験型宿泊施設。ダーチャに泊まり、日中は羊の毛刈りや羊毛つむぎなどを体験し、お腹が空いたらラム肉を食べ、夜は羊毛布団で心地よい眠りにつく。そんな1日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
 羊が一匹、羊が二匹、羊が三匹、羊が・・・・・zzzz

  トイレ、風呂、駐車場あり。食事なし。8名まで宿泊可能。
  料金・・・5名以上は1泊13,000円。4名までは1人1泊3,000円。

  問い合わせは「美蔓亭」(01566-2-5033)へ。


 
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