オーナーの思い

糠平で楽しく、自然と人との関わりについて考えてみませんか
ひがし大雪ガイドセンター
河田 充さん(Mituru Kawata)

年齢43才
出身地:岡山県

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のんちゃんレポ
 「この地で暮らすうちに次第に地域の人から信頼されるようになりました。」今から17年前に人口わずか140名程度の小さな集落である糠平に移住した河田さんはこう言います。「岡山から移住して来た私を糠平は受け入れてくれました。この地で何か出来ることを」と思い立ち、このガイドセンターと歩いてきたそうです。NPO法人になった今では、事業報告書の作成などにも追われ、ますます忙しい日々を送るようになったとか。そんな中、「ついつい取り組みに対する思いが強くなり過ぎてしまうのが悩みです。素直に思いを伝えて上手くステップアップしながらやっていけたらいいですね。」と、はにかむようにインタビューに答えてくださいました。

この地でネイチャーガイドを始めたのは、
  地域の気持ちが同じベクトルを向いていたから

 
初めてネイチャーガイドを行ったのは平成4年のこと。当時、糠平温泉の観光客は激減、ホテルなどの倒産もあり、残っているホテルもなんとか経営を続けている状況。そんな中、あるホテルが主催した「糠平ネイチャーウォッチング」にガイドとして関わったのが最初です。当時のプランは「鹿ウォッチング」で、朝の5時にお客さんを連れ、こっそりと鹿が顔を覗かせるところを見てもらうというものでした。こうした新しい試みによって、お客さんに一層喜んでいただけたことを目の当たりにしました。私もうれしかった。そこで、もっと多くの人に来て、この感動を味わってもらいたいのですが、キャパシティは限られます。一方、糠平というところは、知名度や人気があまりありません。団体客を乗せた大型バスを受け入れて、お客さんを右から左へと流すような観光地を目指すのがこの地域の方向性ではないでしょう。住民の気持ちが次第にそういった考え方に変わり、地域の思いが一つになっていきました。


ここの自然体験の重要なテーマは“自然と人とのつながり”を語ること
  平成9年4月に自然体験の提供を通じて温泉街を活性化させようと、任意団体として「ひがし大雪自然ガイドセンター」を設立しました。私とスタッフ1名からのスタートでした。右も左もわからない手探りの状態で、各地の事業所を見学し、スキルアップを目指したのです。

 私たちの目指す自然体験活動は自然の紹介ばかりではありません。「自然と人とのつながり」という大きなテーマについて語ることが重要であり、このテーマについて考えてもらう啓発活動が中心となっていることがこのセンターの特色です。今では、学校教育現場からも関心が寄せられるようになりました。

 高山での自然観察を希望する人が増えるなど、傾向は変化してきていますね。山岳地帯での単なる登山需要に応えるだけの存在では、こうしたニーズに応えられません。そういう背景が、私たちが自然体験、環境教育、環境保全活動を展開していくことを考え始めたきっかけでした。こうした活動は、従来の観光のスタイルとはだいぶ違いますが、私たちの取り組みが東大雪の付加価値を高め、糠平の魅力アップにつながっていくものと信じています。


自然と共生する暮らしやまちづくりを目指す
 
私たちの取り組みが軌道に乗ると、上士幌町の理解にも後押しされ、平成13年6月にNPO法人になりました。「地域の人々や外から訪れる多くの人々に自然の豊かさや価値を伝える活動を行う。また、人と自然とのつながりを学習し、東大雪を愛する多くの人々の輪を拡げる。そして、自然と共生する暮らしやまちづくりを目指す」ことを趣旨に活動をしています。

 NPO法人となった現在は次の3つの事業を柱にしています。「自然体験プログラムの提供」、「環境教育プログラムの提供」、「大雪山の環境保全活動」です。そして上士幌町内の小学校に赴いて学校周辺の身近な環境の良さに気付く“きっかけ”を与える授業を実践するなど、地域との関わりも深まってきています。

 環境保全活動では、登山道の整備や国立公園内の清掃を実施しているほか、登山口のトイレの管理や環境に関する講演会の開催など、活動の幅がすこしずつ拡大してきています。

 糠平を訪れた観光客のみなさん、国立公園に関心を持つみなさん、自然とのふれあいを大切にしたい親子のみなさん、・・・。糠平で楽しく、自然と人との関わりについて考えてみませんか。お待ちしています。



 
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